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『田子浦しらす』地理的表示保護制度に認定

田子の浦しらす(登録番号第36号)、万願寺甘とう(登録番号第37号)、飯沼栗(登録番号第38号)が地理的表示として登録されました(平成29年6月23日)

『田子浦しらす』地理的表示保護制度に認定

農林水産省は23日、地域の農林水産物や食品をブランドとして保護する地理的表示(GI)保護制度の対象に、富士市田子の浦沖で取れるイワシの稚魚「田子の浦しらす」など3品目を新たに登録したと発表した。
静岡県産品の登録は「三島馬鈴薯(ばれいしょ)」(三島市、函南町)に続き2件目。農水省のGI登録は26道府県の計38品目となった。
田子の浦しらすは新鮮で身に傷が少なく、釜揚げにすると「し」の字の形となり、ふっくらとしてうま味が濃いことが特徴。
登録要件である地域と産品をつなぐストーリーとして漁場と漁港の近さや商品価値を高める漁法や作業を評価した。
ほかに登録されたのは京都府綾部市などで生産されるトウガラシ「万願寺甘とう」と茨城県茨城町の「飯沼栗」。
GI保護は、世界貿易機関(WTO)協定の枠組みの中に位置付けられ、100以上の国が制度を導入している。
日本が環太平洋連携協定(TPP)交渉中の2014年に導入した背景には、偽物によって地域ブランドが傷ついたり、模倣品が横行したりしている問題がある。
GI保護制度は、ブランドが侵害された場合、行政が違反を取り締まることができる。(静岡新聞抜粋)

≪田子の浦しらすの登録内容≫
http://www.maff.go.jp/j/shokusan/gi_act/register/36.html